俺の実家は明治以前からの地主で、明治天皇の側近の方々や、当時の横綱を
宿泊させたことがある。
具体的には道南地方だが。
現在では、絵に書いたような金持ちというほどではないけど
俺は自分の存在に責務を感じている。
長期に渡り多額の納税をした母、亡き祖父を誇りにしている。
俺はなにより戦わなければいけない。
そのために禁欲をしていて当たり前なのだ。
そして、禁欲を志している男たち。
その身から快楽を放棄しようという挑戦者よ。
君たちは仲間だ。
いや、仲間と呼ばせてほしい。
挫折してくじける男は、無様ではない。
そんな男はなおさら偉大だ。
君たちの不屈の精神を祝福しよう。